
イオントフォレーシス
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イオントフォレーシス治療のご案内
水道水と弱い電流を利用して、つらい手汗・足汗を抑える治療です
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イオントフォレーシス治療とは
イオントフォレーシスは、手のひら(手掌多汗症)や足の裏(足底多汗症)の強い発汗に対して行う治療です。手や足を水道水の入った専用トレーに浸し、弱い直流電流を流します。通電によって生じる水素イオンなどの作用により汗の出口が一時的にふさがれ、汗が出にくくなると考えられています。注射を使用せず、手足の多汗症に対して効果が期待できる治療法です。
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手掌・足底多汗症について
緊張したときだけでなく、特にきっかけがないときにも手のひらや足の裏に多量の汗をかき、学校生活、仕事、日常生活に支障をきたすことがあります。
- 紙やノートが手汗で濡れてしまう
- 鉛筆やペンが滑り、勉強や仕事に支障がある
- スマートフォンやタブレットを操作しづらい
- 握手や人と手をつなぐことが気になる
- 靴の中が蒸れ、靴下や靴が汗で濡れてしまう
- 汗が気になり、勉強や仕事に集中しにくい
このようなお悩みがある場合は、多汗症の治療対象となることがあります。「体質だから仕方がない」と我慢せず、お気軽にご相談ください。
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このような方におすすめです
- 手のひら・足の裏の汗で日常生活に支障がある方
- 外用治療を行っても十分な効果が得られない方
- 注射を使わない治療を希望される方
- 継続して通院治療が可能な方
- お子様を含め、医師が安全に治療できると判断した方
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治療の特徴
- 注射を使用しません
- 1回の治療時間は約20分です
- 治療中はピリピリとした刺激を感じることがありますが、通常は強い痛みではありません
- 1回で完治する治療ではなく、繰り返し治療することで徐々に発汗を抑えていきます
- 効果が得られた後も、効果を維持するために定期的な治療を行います
- 多汗症に対するイオントフォレーシスは、保険診療上の条件を満たす場合に保険診療で受けられます
治療の流れ
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- 1診察
- 診察を行い、多汗症の症状、治療歴、皮膚の状態などを確認します。
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- 2トレーに浸す
- 手のひらまたは足の裏を、水道水の入った専用トレーに浸します。
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- 3治療(約20分)
- 弱い直流電流を流し、約20分間治療します。
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- 4治療後
- 治療後に皮膚の状態を確認し、手や足の水分を拭き取って終了です。
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- 5経過の確認
- 定期的に発汗の程度を確認しながら、治療頻度を調整します。
治療の頻度
| 初期治療 | 週2回程度を3〜4週間継続 |
|---|---|
| 維持療法 | 効果が得られた後は週1回程度 |
一般に、複数回の治療を続けることで発汗量の減少が期待できます。日本皮膚科学会では、1回20~30分の通電を8~12回行うと汗の量が減り、その後は週1~2回程度の治療で効果を維持する方法が紹介されています。当院では症状や治療効果に合わせて治療間隔を調整します。
※治療効果、必要な回数、適切な治療間隔には個人差があります。
治療を中止すると、時間の経過とともに発汗が元の状態に戻ることがあります。
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痛み・刺激について
治療中はピリピリとした刺激を感じることがありますが、通常は強い痛みではありません。刺激が強い場合は電流を調整しますので、我慢せずスタッフへお知らせください。小さな傷、ささくれ、湿疹などがある部分は刺激を強く感じることがあります。必要に応じてワセリンなどで保護して治療を行います。
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治療を受けられない方・事前にご相談いただきたい方
- 心臓ペースメーカー、植込み型除細動器などの電子機器を体内に装着している方
- 治療する手や足に傷、湿疹、強い炎症などがある方
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方
- 体内に金属製の医療機器などが入っている方
- その他、治療にあたり医師が事前の確認を必要と判断した方
安全に治療できるかどうかは診察時に確認します。該当するものがある場合は、予約時または診察時にお申し出ください。
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治療費について
イオントフォレーシス治療は、保険診療上の条件を満たす多汗症に対して保険診療で行います。処置料は220点で、3割負担の場合は処置部分が660円です。
※実際のお支払いには、初診料または再診料などが別途加わります。
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対象年齢について
診療報酬上、イオントフォレーシス治療に一律の年齢制限はありません。ただし、治療中は約20分間、手または足をトレーに入れた状態を保つ必要があります。当院では10歳以上をひとつの目安とし、年齢だけでなく、お子様の理解度や治療への協力が可能かどうかを確認して治療を行います。
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ご予約方法
デジスマ診察券アプリまたはWeb予約から「イオントフォレーシス」の予約枠を選択してご予約ください。初めて治療をご希望の方は、診察で治療の適応を確認してから開始します。
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当日の持ち物・お願い
- 治療後に手や足を拭くためのタオルをご持参ください
- 手の治療中は両手を使用できないため、動画などをご覧になる場合はスマートフォンやタブレットをご持参ください
- 治療中は手または足をトレーから動かせないため、治療前にお手洗いをお済ませください
- 手の治療中にスタッフへご用の際は、足踏み式の呼び出しベルでお知らせください
よくある質問
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- イオントフォレーシスは、なぜ汗を抑えられるのですか?
- 水道水に弱い直流電流を流すことで生じる水素イオンなどの作用により、汗の出口が一時的にふさがれ、汗が出にくくなると考えられています。汗を出す神経そのものを壊したり、汗腺を永久に破壊したりする治療ではありません。
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- 治療は痛いですか?
- ピリピリとした刺激を感じることがありますが、通常は強い痛みではありません。刺激が強い場合は電流を調整できます。傷やささくれがある部分は刺激を感じやすいため、必要に応じて保護して治療します。
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- 何回くらいで効果が出ますか?
- 効果には個人差がありますが、1回だけで判断する治療ではありません。一般には複数回の治療を続けることで徐々に発汗量が減ってきます。日本皮膚科学会では8~12回程度の治療で汗の量が減ることが紹介されています。
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- 治療を続ければ完治しますか?
- イオントフォレーシスは発汗を抑える治療で、永久的に汗を止める治療ではありません。治療を中止すると、時間の経過とともに発汗が戻ることがあります。効果が得られた後は、治療間隔をあけながら維持療法を行います。
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- 毎週ずっと通わなければいけませんか?
- 初期は週2回程度を目安に治療し、効果が得られた後は週1回程度を目安にします。症状が安定すれば、発汗の状態をみながら治療間隔を適宜調整します。
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- 手と足の両方を治療できますか?
- 手掌多汗症、足底多汗症のどちらにも使用される治療です。手と足の両方に症状がある場合は、診察時にご相談ください。実際の治療方法や予約枠は症状に応じてご案内します。
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- 何歳から治療できますか?
- 一律の年齢制限はありませんが、約20分間、手または足をトレーに入れて治療を受ける必要があります。当院では10歳以上をひとつの目安とし、お子様の理解度や治療への協力が可能かどうかを確認して判断します。
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- 子どもでも安全に受けられますか?
- 医師が治療可能と判断し、治療中の姿勢を保てるお子様であれば治療を検討できます。刺激に敏感なお子様では、弱い電流から開始するなど調整します。
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- 副作用はありますか?
- ピリピリ感、皮膚の赤み、乾燥、刺激感などがみられることがあります。傷や湿疹がある場合は刺激が強くなることがあるため、治療前に皮膚の状態を確認します。
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- 治療費はいくらですか?
- 保険診療上の条件を満たす場合、処置料は220点です。3割負担の方では処置部分が660円となります。これに初診料または再診料などが別途加わります。
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- 初診の日から治療できますか?
- まず診察で多汗症の状態やこれまでの治療歴を確認します。保険診療上、イオントフォレーシスは他の療法が無効な場合に算定する治療のため、治療歴によっては先に外用治療などをご案内することがあります。
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- 治療中は動けますか?
- 治療中は手または足をトレーに入れた状態を保つため、基本的に移動できません。特に手の治療中は両手を使えません。治療前にお手洗いをお済ませください。スタッフへご用の際は足踏み式の呼び出しベルをご利用いただけます。
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- 治療当日に気をつけることはありますか?
- 手や足に傷、ひび割れ、湿疹などがある場合は、治療前にスタッフへお知らせください。刺激を強く感じる可能性があるため、皮膚の状態によっては治療を延期することがあります。
本ページの医学的内容は、日本皮膚科学会「原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版」および厚生労働省の診療報酬に関する規定を参考に構成しています。


